2022-06-23
ひよこの育て方を考える
6月上旬から育てているひよこたち。生後2週間がたち育雛箱から出して鶏舎内を歩き回れるようにしています。
採卵養鶏においては、大雛とよばれる卵を産む直前まで育ったニワトリ(基本的に抗生物質の入った餌で育ちます)を買ってくるのが一般的です。
抗生物質を一度も使わず、自分で自家製のえさで飼うというのは実はかなり難易度が高いのです。
そしてここ最近なんだか育雛が上手くいきません。。産卵を開始してしばらくしたら毛食いがでてしまいます。
餌のバランスなのか、温度なのか、あれやこれやと悩んだのですが、足りないのはやっぱり運動じゃないか?という結論に達しました。なので育雛箱から出す日にちを1週間早めてみました。
そもそも育雛箱から出すのが遅れがちだったのは、抗生物質を与えていないので、コクシジウムという寄生虫が怖いのと、小さいと事故を起こす可能性が高まるからです。
出してみると今のところは元気に走り回っているひよこたち。薬に頼らないのであれば、シンプルに運動→食事→睡眠のサイクルを見直すしかありません。正直に言うと、抗生物質を食べさせて育てた方が、それぞれが生き残る確率は上がります。自然は厳しい…。
でもいろいろ差し引きしても、長い目で見たら抗生物質に頼らない方がいいと思うのです。
ちなみに元気なニワトリと元気でないニワトリはこんな感じです。体が小さく育ってしまうと、ちょっとしたことで調子が悪くなる確率があがります。
丈夫な体のニワトリを目指して、頑張ります~。
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