にわとりのトサカは何のため?
我が家ににわとりを見に来られたお客さまが「めんどりなのにとさかがある!?」と驚かれることがあります。もちろん、めんどりにも「とさか」ありますよ。とさか=雄鶏のイメージが強いかもですね。
養鶏家にとって、とさかは”あること”の目印になります。なんだかわかりますか?
正解は…
たまごを産んでいるかどうか、の目印です。
トサカはひよこのときから伸び始め、生長につれてどんどん大きくなっていきます。
そしてはじめは黄色っぽかったトサカは、お年頃になるとだんだんと赤味が増していきます。とさかの色と大きさをみると、そろそろ産卵をはじめるかな?ということが分かります。
こちらはそろそろたまごを産み始めようかな~という若いニワトリ達。トサカはちいさめで引き締まった感じです。
月齢があがると赤味も濃くなり、カタチもりっぱになります。これはたまごを沢山産んでいる最盛期のニワトリ達です。
ところが何かの事情で産卵をお休みしているニワトリのトサカは、ちいさくしぼんで、色もくすんできます。
しょんぼり…って感じです。
このように産卵をしていないとか、元気がないニワトリはトサカをみればよく分かります。
トサカは体温調節のためにあるという説もありますが、やはり一番は、「私は元気でたまごを産んでるのよ」っていうPRのためにあるのではないかな?と思います。
そしてニワトリたちは、どちらかというと雄鶏が雌鶏を選んで、つぎつぎと交尾をする感じです。
そんな意味でもトサカは相手を選ぶための目印でもあるのかなという気がしています。※推察です。
ニワトリの先祖は「赤色野鶏」という、シャモに似たきれいなハネの鳥ですが、やはり大きなとさかがあります。
ちなみにとさかは食べられます!
味は…皮といっしょです。頭の皮が盛り上がったところですもんね。
コラーゲンが多いそうですが、量を食べようと思ったら作業がなかなか大変です。
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