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2020-07-30

すごしやすい鶏舎について

平飼いだと床の上でたまごを産むんでしょ?と言われることがありますが、放っておくとそのとおりで・・
床産みされるとたまごが汚れてしまうので、ファームあるむでは鶏が入りたくなってヒトがたまごを集めやすいように開発された最新式(?)の産卵箱を設置しています。
こんなのですがアメリカ製で1台、そこそこのお値段がします。
平飼いの養鶏場ではメジャーな産卵箱です。(少し前の写真なのでニワトリの種類が違います)でもなかなかヒトの思うように動いてくれないのが平飼いのニワトリで・・。

できるだけ他のトリがいない暗くて静かな穴場?を探して、産卵箱以外の変わったところで産みたがるものがいます。産卵箱の下とか、小屋の角っことか。
春前からは梁の上でたまごを産むことが一部のトリの間で流行し、たまごがつぎつぎと転がり落ちて割れてしまうので、ここにも産卵箱を置く羽目になってしまいました。

割れないようにと産卵箱を置いたら、居心地がよくなったのかさらに人気が出てしまい・・・今日も順番待ちが発生していました。見にくいですが箱の中にもうすでに4羽入っています。屋根からの熱とニワトリたちの体温で箱の中はかなりの暑さ。渋滞を避けたはずが、かなりの密状態になっています。

たまごをあつめるのも一苦労!右のトリも順番まちの子です。普通に産卵箱がすいてるんだけどなあ。

平飼いでは床面積で1坪あたり何羽飼っているか、が鶏の生活環境の良さの目安になります。できれば1坪(畳2畳)で10羽以下が望ましいと言われています。

我が家でも10坪の部屋に約100羽の鶏たちが生活しています。でも鶏を飼っていてもう一つ大切だと思うのは、屋根の高さです。
もったいないようですが、羽数に対して空間が大きい方が、鶏舎の中の空気がいいのです。空気がいい、ということはニワトリたちも病気になりにくいということで・・
暑さも伝わりにくく、床も湿気づらく、何より仕事がしやすいです。
ニワトリたちは高いところが好きで、寝るときはもちろん、日中も梁の上を歩いたりしています。
そんなわけで、これから平飼い鶏舎をたてよう!という方は、高めの屋根をおすすめしています。
難点といえば、淘汰のときにつかまえにくくなったり、たまごを高いところで産んだりされることですが^^;
毎日の仕事なだけに、トリにもヒトにも快適というのは大切なことだと思います。

 

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