鳥インフルのこと
いよいよ師走、冬がやってきました!
ここ最近の最低気温はマイナス10℃。最高気温はマイナス7℃…長く厳しい冬の始まりです。鶏たちの吐く息もほわほわと白くなっているのが見えますか^^。これから2月の厳冬期にかけて、マイナス20℃以下まで毎日気温が下がっていきます。
北海道全域冬はこんな感じだと思ってたら、こんなに寒くてこんなに雪が降るのは一部の地域だけだと(就農した後に)知りました…。本当に北海道って広い!12月になって雪も順調に積もりはじめました。鶏舎は金網にビニールをかけて風と雪をふせいでいますが、太陽がでて気温の上がる日中は換気のためにビニールの裾を少しめくっています。(赤い矢印)寒い季節でも、換気は欠かせません。
特に今年は鳥インフルエンザがとんでもないことになっていて、いつも以上に鶏の体調が気にかかります。
そしてここに来て吉川元農水大臣の事件。鶏たちの飼育環境が改善されないことと、鳥インフルエンザの大流行は切っても切れない関係なのに、もう本当にがっかりです。
しかし一般的なたまごの価格が1個10円と少し、というのはいくらなんでも安すぎるとは思います。
この売値で生計をたてようとしたら、どうしても最小のケージで、過密な状態で何万羽と飼うことになってしまいます。そしてそれはニワトリにとっても働くヒトにとっても、大変ストレスの多い、過酷な状況です。
一方、価格が低いというのは供給が過剰なためでもあり…いっそのこと養鶏家みんなそろって、少数羽を大切に飼う方向へ向かっていった方がいいのではないかと思ってしまいます。
鳥インフルエンザで鶏が殺処分になるのは、鶏のため、ではなくて
ウイルスが人間に移る型に変異するのを防ぐためです。その毒性はコロナどころではないと言われています。(鶏肉やたまごを食べることでは感染しません。)
人のためと動物のため、は決して相反するものではないと思いますけどね。
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