シフォンケーキが膨らまない原因
先月、隣町の学童保育の先生方からご依頼いただき、子供向けのお菓子教室の講師をさせていただきました。
総勢15人の小学生たちと一緒にシフォンケーキとマフィンを作りました。
シフォンケーキは生地の扱いがデリケートなので難しいのですが、先生方のご協力のおかげでみんな立派なシフォンを焼くことができました。
お子さん向けの教室は初めてでしたが、とても楽しかったです(*^^*)
レシピはこちら。小学生向けなのでベーキングパウダーを使ったりして少し簡単にしています。(シフォンは12cmの紙型1台分です。17cmの型だと倍の分量になります。)
シフォンケーキがうまく膨らまない原因をよく聞かれるのですが、
卵白の泡立て方がすべてです。
意外と盲点なのが「泡立てすぎ」です。膨らませたくてメレンゲがぼそぼそになってしまうまで泡立ててしまうと、卵黄の生地に合わせる時点で泡が消えてしまい、あまり膨らみません。
ぼそぼそにならないように泡立てるには、
・卵白を冷やす
・泡の立ち方に合わせて砂糖をいれる、という2点が大切です。
砂糖の入れ方は少しコツがいるので文章だけでお伝えするのはむずかしいですが
とりあえず「初めにひとさじだけ入れて、低速で卵白を荒く泡立て、そのあと3回に分けて泡立てつつ入れていく」だけでも違います。
そして、泡立てすぎに心あたりのある方はいつもより少し手前で泡立てをやめてみて下さい。
やめ時が肝心です。低速にして様子を見て、足りないようなら高速で、とこまめに切り替えつつ慎重に仕上げます。
シフォンはメレンゲのたて方で生地の食感が変わるのがおもしろいところ。
加える粉(ココア)や混ぜる具材によってもベストなメレンゲはそれぞれ違います。
私はプレーンに関しては特に、ぬいぐるみや降りたての雪みたいなふわっとした食感にしたいので、しまりすぎずほわほわのメレンゲを目指しています。
上手くメレンゲが立てられるとベーキングパウダーを使わなくてもこんなふうに溝がしっかり立ち上がります。
ぜひ、挑戦してみて下さいね。
**シフォンケーキはご注文をいただいてから、手作りしています。午前中までにご連絡いただけたら翌日のお渡しが可能です。**
プレーン1300円~その他の種類はこちらから。
士別市の道の駅、羊のまち・侍しべつも毎週金曜日の午後販売しています。