4月になって春めいてきた上士別。あいかわらず雪はちらほら降っていますが、みるみる地面が出てきました。
ニワトリたちもはりきってたまごを産んでくれています。ふるさと納税もネット通販の方も、今はお待たせせずに発送が出来ていますよ。この時期になると雪面がかっちりしまって、スタスタと雪の上を歩けるようになります。ヒグマが本格的に起き出す前に、家の裏の丘を散歩してきました。雪がない時よりも歩きやすいです。しかし、そうこうしてるうちに早くもご近所さんからヒグマの足跡情報が!畑の雪を掘り起こしてデントコーン(牛の餌用のトウモロコシ)を食べてる跡があるそうです。
もう起きてるのね^^;
去年はクマの出没が特に多く、家のすぐ隣にも足跡があったり、直に目撃したり…で怖い思いをしました。写真は昨年の10月にデントコーンの刈り跡で見つけた親子グマ。そして実は家のすぐそば。怖いので700メートルくらい離れたところから望遠レンズで撮りました。
私たちの住む集落は山際の過疎地。まわりはデントコーン畑に囲まれています。しかしこのデントコーン畑自体が夏はクマの住処になるのです。
ちょうど先日も札幌の三角山でヒグマの巣穴が見つかり、人になれて育ったクマが増えつつあると報道されていました。大和に住んで10年以上たつけど、家のすぐそばに何度も足跡が着いたり、クマそのものに何度も出会ったのは去年が初めて。やはりクマがヒトに慣れつつあるのでしょうか。
よくここでニワトリ飼ってるよねといわれる我が家。今年はどうなるかなー。頼みの綱は番犬くまたろうです。
…いや頼まれても、、って顔してる?
生まれも育ちも士別のおいしい茶豆”つくも4号”
士別でひそかに食べられているだけではもったいない。これを特産品にできないか、ということで市内のお店と農家があつまりました。
昨年の春ごろからつくも4号を使った商品が試作や販売をされていて、ファームあるむも参加してます。
その会合が士別の道の駅でありました。
これがつくも4号。茶色い大豆です。
これまでそれぞれで活動して、集まることができずにいたので、今回が初会合でした。
せっかくなので、マスクをとって息をとめて記念撮影。
真ん中、赤い上着でスプーンで煮豆をすくっている方がまとめ役をして下さっている平塚さん。喫茶店をされています。そしてみんなそれぞれパン屋さん、お蕎麦屋さん、ケーキ屋さん、雑穀屋さん、農家さん、お豆腐屋さん、などなど…
つくも4号は甘みと豆の風味が濃くて塩ゆでだけでもおいしいのですが、おすすめは枝豆のときに油と塩をまぶしてオーブンで焼いた「焼き枝豆」だそうです。おいしそう!
ファームあるむでは甘さ控えめで炊いて、シフォンケーキに使っています。この春からは、士別市のふるさと納税の返礼品にも加わります。士別の道の駅・羊のまち侍しべつでは、豆そのものはもちろん、みそや納豆、お豆腐、豆大福なども販売中です。
士別にお越しの際にはつくも4号をぜひ探してみて下さいね。
写真は道の駅のFBから。ここはたまに侍が出没することがあります。会えたらいいことがある!!…かも⁉
10月に入ったヒナたちが初卵を産み始めました。
たまご不足が少しましになりそうでほっとしています。
ご注文はいつも嬉しいかぎりなのですが、「足りなくて…」とお断りをするのが毎回心苦しかったです。
そんな中でもお付き合いを続けて下さり、いつも本当にありがとうございます。
今回はその10月ヒナたちと一緒に、久しぶりにおんどりを育ててみました。
もうすっかり立派な成鶏です。
同じ種類(ネラ)だけど見た目が全然違います。
鶏にも意外とそれぞれに性格があり、特に雄鶏は目立つだけに性格の差がよく分かります。
今回の子はおとなしくて、人が鶏舎に入っても攻撃をしてくることがありません。
気性の荒い雄鶏はこんな風に動画を撮らせてくれないのです‥
ちょっとしゃがんだ瞬間に飛び蹴りされ、鶏舎に入る度に気が抜けません。
意外と力も強く爪が鋭いので、蹴られたとこはあざになるし血が出ることも。
気のいい雄鶏だと、だっこすることができます^^。
鳴き声がホッホホッホとかわいいです。
一羽だけ見た目が違うので雌鶏たちにいじめられることも多いですが、いまのところ雌鶏たちとも仲良くしている様子。雄鶏は一度飼ったらよっぽど手の付けられない性格でない限り基本的にずっと飼っています。できたらこのまま穏やかな性格でいてほしいです。
先月、隣町の学童保育の先生方からご依頼いただき、子供向けのお菓子教室の講師をさせていただきました。
総勢15人の小学生たちと一緒にシフォンケーキとマフィンを作りました。
シフォンケーキは生地の扱いがデリケートなので難しいのですが、先生方のご協力のおかげでみんな立派なシフォンを焼くことができました。
お子さん向けの教室は初めてでしたが、とても楽しかったです(*^^*)
レシピはこちら。小学生向けなのでベーキングパウダーを使ったりして少し簡単にしています。(シフォンは12cmの紙型1台分です。17cmの型だと倍の分量になります。)
シフォンケーキがうまく膨らまない原因をよく聞かれるのですが、
卵白の泡立て方がすべてです。
意外と盲点なのが「泡立てすぎ」です。膨らませたくてメレンゲがぼそぼそになってしまうまで泡立ててしまうと、卵黄の生地に合わせる時点で泡が消えてしまい、あまり膨らみません。
ぼそぼそにならないように泡立てるには、
・卵白を冷やす
・泡の立ち方に合わせて砂糖をいれる、という2点が大切です。
砂糖の入れ方は少しコツがいるので文章だけでお伝えするのはむずかしいですが
とりあえず「初めにひとさじだけ入れて、低速で卵白を荒く泡立て、そのあと3回に分けて泡立てつつ入れていく」だけでも違います。
そして、泡立てすぎに心あたりのある方はいつもより少し手前で泡立てをやめてみて下さい。
やめ時が肝心です。低速にして様子を見て、足りないようなら高速で、とこまめに切り替えつつ慎重に仕上げます。
シフォンはメレンゲのたて方で生地の食感が変わるのがおもしろいところ。
加える粉(ココア)や混ぜる具材によってもベストなメレンゲはそれぞれ違います。
私はプレーンに関しては特に、ぬいぐるみや降りたての雪みたいなふわっとした食感にしたいので、しまりすぎずほわほわのメレンゲを目指しています。
上手くメレンゲが立てられるとベーキングパウダーを使わなくてもこんなふうに溝がしっかり立ち上がります。
ぜひ、挑戦してみて下さいね。
**シフォンケーキはご注文をいただいてから、手作りしています。午前中までにご連絡いただけたら翌日のお渡しが可能です。**
プレーン1300円~その他の種類はこちらから。
士別市の道の駅、羊のまち・侍しべつも毎週金曜日の午後販売しています。
とうとう2月。寒さも本格的になってきました。
上士別も朝は-20℃前後になっていますが、ニワトリもヒトもみんな元気に過ごしています。
せっかく雪の景色なので少し遠くからの風景を。夏は一面が緑いろの牧草地も、今はどこを見渡しても雪、雪、雪。
それでも今年は雪が少ない方かも?
真ん中の赤矢印がファームあるむです。一番近いコンビニまで10キロ!
ニワトリたちも元気ではあるけど、やっぱり寒そうです。
産卵はそれほど下がっていませんが、これだけ寒さが厳しいと、殻の見た目のあまり良くないものがいつもより目立ちます。
色も白っぽかったり、しわしわ、ざらざら。
見た目だけで中身は同じですが、殻が弱いと販売には向かないので、シフォンケーキに使ったり、自家用で食べたりしています。
さて、寒さが厳しいこの時期、外での仕事に手放せないものがあります。
それは毛糸の靴下です。
私たちは数年前からウール100%で手編みしたものをいただいていて、重宝しています。化繊はどんなにふわふわでも汗をかいたときにひんやりするけど、羊毛は全く冷え知らずです。手編みの靴下がすばらしいのは、穴の開く前に毛糸を足せば、ずっと履けるところ!
針に毛糸を通して、編み目にそってなみなみに縫っていくだけで補強ができます。かかとが薄くなってきたら各自で修理をして大事に履いています。
長持ちするし暖かいし、毛糸の靴下は冬の必需品です。
北海道全体かどうかはわからないけど、近くの70代の方は靴下を編める人が多いです。
(私はまったく編み物はダメなのですが…)頑張ったら自宅でも作れて、機能性もあって、長持ち。
本当にいいものってこういうものだなあと思います。
あっという間に12月30日。今年も残すところあと2日となりました。
年末はお歳暮用にたまごやチキンの発送、シフォンケーキのご注文が増えるのでなにかと忙しく、、ご注文の通りにお届けできているか、おかしな具合に間違えていないかでドキドキする毎日です。
お客様からも「たまごの配達いつだったっけ?」とか「ごめん、たまごのお金忘れてた!」などのお電話が増えて、みんな落ち着かないのは一緒なんだなあ、となんだかホッとしたりもしています。
農場はすっかり雪に覆われました。
寒さも本格的になってきたので、すきまがないように鶏舎のビニールの端を木でとめています。今でもマイナス15℃くらいに下がる日もありますが寒さはこれからが本番!3月までは厳しい寒さが続きます。
外から聞こえるインパクトドリルの音にざわざわするニワトリたち。
おかげさまでたまごの販売は順調なのですが、ネットショップの方の在庫がなかなか追加できずにおります。
お問合せに応じて、お届けの日数を調整し、在庫を追加して対応させていただいています。お手数おかけして申し訳ないのですが、メールかお電話にてお問合せいただけましたら幸いです。
いつもは1月の厳冬期に育雛を開始していたのですが、今年は時期をずらして10月にもヒナを育ててみました。いちばんヒヨコを暖めないといけない時期と、一番気温が低い時がずれているので格段に育てやすいです。
この立ち姿、足もすっと伸びて、とてもいい感じです。
コロナ禍のお正月ももう2回目ですね。
来年こそは穏やかな年であってほしいと願うばかりです。
どうぞみなさま、あたたかくして楽しいお正月を!
どっさり雪が積もって、また雪がなくなって、けさはまた吹雪の上士別です。
冬至直前で朝でもすこし暗めです。日光が恋しいなあ。
さてさて先月、NPO法人、田舎のヒロインズさん主催のオンラインファームツアーにファームあるむも参加させて頂きました。
本当は農場から生中継する予定でしたが、私の持っているスマホがそもそも動画を中継できるだけの性能が無い…ということが前日に発覚。
急きょ同じ士別市内のトマト農家、イナゾーファームの谷江美さん(ヒロインズの理事もされています)が最新型のスマホを持って撮影に来てくれたのでした。
江美さんと二人で30分くらい、ニワトリや餌の様子などを撮影しつつ、あれやこれやとご説明しておりますよ。
画面が時々ぐらぐらするのは、スマホで撮影するための持ち手(?)の使い方が慣れないためです。。見にくい場面が何回かある点、申し訳ないです。
頑張ってお話ししましたので、お時間ある時にでも見て頂けたらうれしいです。
江美さんの農場、イナゾーファームはオーガニックのトマトを栽培して、トマトジュースも作っています。JALのファーストクラスの機内食にも使われたという、濃厚な風味と甘さが評判のトマトジュース。ご贈答にもおすすめです。
ということで、おやつはトマトソースのピザとトマトジュース♪
甘さと味がしっかりあるので炭酸水で割ったり、大人むけにはビールと合わせてもおいしいです。レッドアイという名前のカクテルになります。
士別は道北で雪も多くて寒いところですが、稲作から畑作、野菜まで。いろんなものがとれるいいとこなんですよ^^。
かぼちゃの収穫が終わってから、ニワトリたちのおやつにもかぼちゃも食べさせることが増えてきました。
この時期になるといつも、「最近たまごおいしくなったね」といってくださるお客様が増えます。かぼちゃのおかげでしょうか?ほんの少しの差かもしれないけど、私も冬のたまごが美味しい気がします。
作業のしやすい日を狙って、かぼちゃのサイレージ作りを進めています。
かぼちゃを割って、
機械で粉砕して,ドラム缶に詰めていきます。
きっちり封をしておくと自然と発酵して、春まで使うことができます。牧草サイレージと合わせて、気温が上がって青草が十分に伸びてくる春先までの貴重なビタミン源になります。
かぼちゃをたくさん割ってたらどうしても食べたくなってきたので、晩御飯はかぼちゃの天ぷらにしました。(ヒト用には別に貯蔵しています)
衣は小麦の全粒粉と米粉をまぜると香ばしくなります。粉の他には水とお砂糖とお塩少々。米油であげるとカリカリに仕上がります。
シンプルに塩ゆでするだけでも、さつまいものような甘さでおいしいのです。
冬のはじまりはかぼちゃの食べ始め。小さな楽しみのひとつです^^。
初雪降りました!
根雪はまだ先だけど(そうであってほしいけど‥)、気温はとても低く日によって雨が降ったり雪が降ったりしています。
たしか4月末にも積もったので、雪を見ないですごしたのは5ヵ月半くらいでしょうか。
紅葉も少し残っていますが、大和牧場の上の方は最近いつも白くなっています。
たまごを買いにこられた方も、士別は降ってなかったのに?と言われることが多いです。士別市街とくらべて少し標高が高いのです。どうぞお気を付けていらしてくださいね。
寒くなってきたので、家にいるとてきめんぶっちゃんが寄ってきます。
興部町のノースプレインファームさんにて
月に一度、シフォンケーキを取り扱っていただくことになりました。
10月は8日金曜日に入荷の予定です。
プレーンシフォンの紙型・17㎝ホールで、数量限定での販売です。
ノースプレインファームのミルクホールは農場直営のショップで、レストランも併設されています。有機牛乳やチーズ、ヨーグルトの他に道産のワインや北海道各地の小さな工房のチーズなど、北海道の観光地のお土産屋さんにはないものがおいてあります。
牛もいて、景色もよくて、ハンバーグやソフトクリームもおいしくて。
オホーツク海側に行くときにはとってもおすすめのところです。
お近くに来られる際にはぜひ、のぞいてみてくださいね。
(写真はノースプレインファームさんのInstagramからお借りしました。)
ミルクホール全景。
レストランの窓からは牧場の風景が広がります。
有機酪農の牛たち。酪農で有機というのはとても貴重なのです。
興部は牛もたくさんいて、海もあるいいところです。
すぐ近くには日の出岬という海の側の温泉もあります。
そろそろチカが釣れる頃かなー。町内にある大村菓子店さんのチーズケーキもおいしいです。